八月花形歌舞伎 第三部
2020-08-26


2020年8月25日 歌舞伎座 午後4時15分開演 2階1列3番

きょうは、初日のときと違って、入口を入るとまず切符をもぎって入れて、次に体温計測と手の消毒だった。

席について2階から見下ろすと、花道の内側は2列、外側は3列、座れないようになっている。

幕開き前のアナウンスの声が、「七之助」と名乗るのを聴くまで誰だかわからなかった。

「吉野山」
七之助の静を観たことがあったろうか、と考え、上演記録つきの筋書きがないことを残念に思った。
七之助は綺麗で踊りも悪くないが、色気とかオーラみたいなものが少し物足りない。同じ年ごろの玉三郎は、ただ動いているのが美しくて見とれてしまったが、ああいう魅力はない。まあ、比べてはいけないが。
静が鼓を扱っているあたりで花道に目をやるとスッポンの穴があいている。ほどなく、忠信の猿之助が出てきた。猿之助の忠信はもう5回くらい観ているかもしれない。
二人の踊りも、猿之助一人の踊りも十分長くて、堪能した。
逸見藤太は猿弥。花四天は6人しかいない。藤太が「5か月ぶりの歌舞伎座でソーシャルディスタンス」のような台詞を言った。
猿之助は、ぶっかえって、花道七三で3度くらい高く跳びあがり、狐六方で引っ込んだ。
[歌舞伎]

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