坂東玉三郎が語る泉鏡花 「天守物語」
2007-08-17


2007年8月9日(木) 午後2時開幕 調布市グリーンホール 大ホール 一階15列38番

調布の駅を出るとき逆の改札口から出て逆方向に歩いてしまったので時間をロスし、やや遅刻。着席したときは羽織袴の玉三郎が一人で舞台に座り、話していた。後ろの方だが、舞台まで障害物なく見渡せる席だった。

朗読が始まる前に、笛の藤舎さん、ト書きを読む山本さんが加わった。

玉三郎はト書き以外、すべての台詞を一人で読む。富姫のときは本から目を離して台詞を言ったりした。途中で睡魔が襲ってきて亀姫とのやり取りを聞き逃したのが残念だ。同じ台詞でも、相手がいなくて一人で言っているとインパクトが弱い。劇場だと客席が沸く「返したくなくなった」も、ふつうにやり過ごしてしまう。

玉三郎がやるものとしては完成度が低い印象を受けた。

[孝夫と玉三郎]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット